沖縄県のガソリン・灯油と、その値段の中身

2026-08-31 調査(資源エネルギー庁 石油製品価格調査)

ウカイロ(迂回コスト計算機)都道府県別の燃料

いまの値段

沖縄県のレギュラーは 179.6円/L。全国平均 170.0円/L より +9.6円で、47都道府県のうち高い方から 2位
レギュラー179.6 円/L
ハイオク185.3 円/L
軽油166.5 円/L
灯油(店頭)2,939 円/18L
灯油(配達)3,035 円/18L

前週(2026-08-24)比: レギュラー +0.9円/軽油 +0.5円/灯油店頭 -4.0円。

それで、沖縄県の家計はいくら変わるのか

那覇市の世帯は1年に 360ℓ 給油し、ガソリン代に 年間 約59,379円 払っています(全国は 434ℓ・約71,200円)。 店頭価格が全国より +9.6円/ℓ なので、同じ量を給油すると 年間で約3,454円多く払う計算になります。
年間の給油量360 ℓ
年間のガソリン代59,379 円
年間の灯油17 ℓ
年間の灯油代2,203 円

原油が動くと、この家計はいくら動くか

いま原油は 114.4ドル/バレル(通関ベース・2026-07分)。いまの為替は 1ドル=154.3円(2026-09-07)。 税と取り分が変わらないとすると、原油が1ドル/バレル上がるごとに店頭は約1.07円/ℓ 上がり、那覇市の世帯のガソリン代は年間で約384円ふえる計算です。 為替のほうは、1円の円安ごとに年間で約285円ふえます。

原油から店頭までは2〜3か月かかるので、これは「いま船に積んだ原油が届いたときの効き方」です。実際には精製・流通の取り分や補助金の増減が間に入るので、そのまま値札になるわけではありません。給油量は世帯によって大きく違います(この表でも最も多い市と少ない市で4倍以上の開きがあります)。数字は県庁所在市(那覇市)の二人以上の世帯の平均で、県全体の平均ではありません。

その 179.6円の中身

内訳円/L
原油の通関価格(CIF)116.38全国共通・2026-07分
精製・流通・小売の取り分(逆算)41.59全国 32.87(+8.7)
ガソリン税(揮発油税+地方揮発油税)28.7全国共通
石油石炭税+温対税2.8全国共通
補助金(燃料油価格の定額引き下げ)−26.2全国共通・2026-09-03〜
消費税×1.1
店頭(税込)179.6
原油も税も補助金も全国どこでも同じなので、県によって違うのは 精製・流通・小売の取り分 だけ。沖縄県の取り分は 41.59円/L で、全国平均より +8.7円。いちばん高い長崎といちばん安い宮城の店頭差 16.4円/L も、中身は取り分の差 14.91円 に消費税が乗ったものです(14.91 × 1.1 = 16.4)。

式は当サイトのトップページと同じもの: 取り分 = 店頭 ÷ 1.1 − 税 − 原油CIF + 補助金。原油の通関価格は月ぎめの確報なので、店頭の週次と時点が数週ずれます(その分は取り分に混ざります)。輸送距離・給油所の数・セルフ比率などの内訳までは、この調査からは分けられません。

灯油は、店頭と配達でいくら違うか

沖縄県は 店頭 2,939円 に対して 配達 3,035円(+96円/18L)。全国平均の差は 182円です。

配達と店頭の差は、その土地で灯油の配達がどれだけ当たり前かによって大きく変わります(暖房を灯油に頼る土地ほど配達網が厚く、差が小さくなる傾向)。全国では 47県中、差がいちばん小さいのは 北海道、いちばん大きいのは 東京 です。

電気は?(燃料と電気を同じ県で並べる)

沖縄は燃料も電気も全国より高い(ガソリン +5.6%・電気 +7.4%)。エネルギー全体が重い県。
電気の単価33.4 円/kWh
全国平均31.1 円/kWh
1か月の電気代11,571 円
1か月の使用量346 kWh

電気は総務省「家計調査」(二人以上の世帯・2023年(令和5年)~2025年(令和7年)平均)。県庁所在市(那覇市)の値であって、県全体の平均ではありません。燃料の調査とは対象も期間も違うので、順位を直接比べるのではなく「高い/安いの向き」を見てください。単価の内訳(燃料費調整額・再エネ賦課金)はソーラー実測ベンチの沖縄県のページにあります。

同じブロックの県(沖縄)

沖縄はこの調査では1県で1ブロックです。

この調査のブロック分けは一般的な地方区分と違います。この調査の地域ブロックは一般的な区分と違う(新潟・長野・山梨・静岡は関東、富山・石川は中部、福井は近畿)。北海道と沖縄は1県で1ブロック。

出典

出典: 資源エネルギー庁 石油製品価格調査(石油情報センター)・都道府県別(裏面)(週次xlsx・調査日 2026-08-31)。ガソリン・軽油は税込の店頭現金価格、灯油は18Lあたり。原油の通関価格は財務省貿易統計(石油連盟の月次リスト経由・2026-07分)、税率と補助単価は資源エネルギー庁。この調査の地域ブロックは一般的な区分と違う(新潟・長野・山梨・静岡は関東、富山・石川は中部、福井は近畿)。北海道と沖縄は1県で1ブロック。